アフリカの南部の国ジンバブエは、ただいま大統領選挙のまっただ中(地図、BBC)。投票日は3月9、10日。1987年から現職のMugabe大統領は、なんとしても選挙に勝ちたいようです。(←偏見?)
対抗候補のTsvangirai氏は、25日、現大統領の暗殺を企てた容疑で告発されました。証拠として公開されたビデオテープはあちこち編集(BBC)されていて、容疑の真偽は不明です。
これまでに、EUが派遣した選挙の監視団がビザを剥奪されたりしています。その後EUの監視団は引き上げてしまったようです(選挙が公正に行われる見込みがないとして?)。この選挙に関してはその他、公民権剥奪の法律などいろいろ問題があるようです。
それでも、暗殺の容疑を受けたTsvangirai氏は、選挙を戦い抜く意欲満々です。(CNN)
南米大陸の北の端のコロンビア。その南部にはゲリラの支配地域があります。(地図、BBC)
コロンビア国軍は21日未明にゲリラの支配地域への空爆(asahi.com)を開始、同日夜には地上部隊の進攻が始まりました。
『1985年以降、……抗争が国内各地で頻発していました』(外務省)。これらの紛争により、国内避難民が220万人(人口4,080万人)。ゲリラによる誘拐も多数発生しています。23日には、大統領選の立候補者が誘拐されました。誘拐や麻薬が左翼ゲリラの資金源になっているとか。
しかし、この紛争、対立の根がどこにあるのやらさっぱりわかりません。なぜ左翼野党ではなく左翼ゲリラなのでしょうか。
80年代に、ゲリラ側の合法政党「UP」が結成されました。しかし、1990年の大統領選の候補など、UPのメンバー3000人が殺害されて合法政党としての活動は事実上不可能になりました(BBC)。この殺害に政府が関与していたかどうかはさておき。これが、ゲリラ活動が今日まで続いている原因…でしょうか。
15日に、東ティモールPKOへの自衛隊派遣が決定しました。3月4日ディリ着予定。(外務省、BBC)。
東ティモールは1975年にポルトガルから独立するや否やインドネシアに占領され、それから住民への弾圧が続きました(今週のわからん、超人)。1999年までのインドネシア占領の間に10万から20万人が亡くなったと考えられています(人口80万)(BBC)。
1999年の住民投票で独立が決まりましたが、その前後に1000人以上が、 独立反対派の民兵(だけなのかな?)に殺害されました。
現在は国連の暫定統治下にあり、5月20日の独立が予定されています。
イスラエルのメルカバ主力戦車は、防御に優れた戦車として知られています(戦車研究室)。
2月14日、このイスラエル軍戦車が大破し、乗員3人が死亡しました。パレスチナ側が、イスラエルの戦車を破壊したのはこれが初めてだそうです(asahi.com、BBC)。
今月10日には、イスラエルに、ハマスが自力開発したロケット弾が打ち込まれました(BBC)。近代的な軍事力でパレスチナ側に対応してきたイスラエル軍ですが、パレスチナ側の軍事力の進化(?)で事態はより困難になっています。
2年前、2000年の5月。
南太平洋のフィジー諸島共和国で、フィジー系のスペイト氏率いる武装勢力が議会を占拠し、閣僚30名を拘束する事件が発生しました。(外務省)
フィジーの住民は、インド系の移民と、元から住んでいたフィジー系の人々とが半々くらいで、あまり仲が良くないです。(Fiji Freaks-濃く深いフィジーへ)
この民族の対立が、クーデター未遂事件の原因となったようです。なお、現在の政権はフィジー系です。
来週の月曜日、このクーデターのリーダーのスペイト氏が裁判にかけられます。
この裁判に先立って、フィジー政府は、反逆罪(クーデターとか)から死刑を廃止しようとしています。(BBC)
1月27日のナイジェリアの弾薬庫爆発は、死者1000人を超え、犠牲者の大半は子供。(YomiuriOnline)
2月2日の夜、民族グループ同士の暴動でまた、100人以上の死者が出た(BBC)。現在は、軍などが警備にあたって、暴動は落ち着いてるみたいです。
ナイジェリアは産油国で、豊かなはずなのですが、長年の(1966年から7回の軍事クーデター、1993-1998年アバチャ軍事政権)軍事政権などのために貧困の緩和が進んでいない、とか。(外務省)
1月30日の日記にちなんで。映画「ブラックホークダウン」の舞台になったのは、東端のソマリアです。(地図)
映画観たいな。
このあいだ、たまたま北極を中心にして描かれた地図を見たのですが。北海道の北のところに、なにやら小さい文字で英語の解説が。
ソ連が1945年に占領したが、日本政府によって抗議されている……とか書いてありました。
そういえば、フィンランドもソ連から独立したんでした。