不確定日誌

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6月の不確定日誌

近況

6月22日 - 29日

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6月17日 - 20日

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ひとまず終了

6月18日

およそ五か月間世界情勢のことを書いてきました。アフガニスタン、パレスチナ、西アフリカ、中央アフリカ、旧ユーゴ、カスピ海沿岸諸国、チェチェン共和国、南米のコロンビアとアルゼンチンとフォークランド諸島、台湾、オーストラリア、東ティモール、フィージー、スリランカ。

冷戦のまま時が止まったような朝鮮半島、冷戦以前からの台湾と中国。引き返せないパレスチナとイスラエル、核を持ったインドとパキスタン、チェチェンを世界から切り離したロシア。アフリカはザンビアやジンバブエなど大統領選が続いており、独裁政治からの転換期にあります。オーストラリアやEU諸国は、移民への態度を硬化させています。そして世界の武器輸出の半分近くを占める合衆国。

無関心で居続けたほうが幸せだったかもしれません。世界が、手にした包丁で自分の体を切り刻み続けているように見えます。僕にとって、この印象は消えることが無いでしょう。なので、ひとまず世界情勢について書くことを終了します。


最近のコンゴ

6月10日

今年1月に火山噴火があったコンゴ民主共和国。3月に話題になった鈴木代議士の秘書も、そこの出身でした。国の西部を政府が、東部を(ルワンダ、ウガンダに支援を受ける)反乱軍が支配しています(世界年鑑)。

この5月末に、反乱軍が支配する都市Kisanganiで、200人以上が殺害されたとBBCが報じました。反乱軍側は、死者は39名だけで、殺害は政府側によるものと主張しています。 コンゴ民主共和国はルワンダを、国際司法裁判所に虐殺などの罪で提訴しました

停戦ラインを越えた大規模な戦闘は起こっていませんが、同国内にはダイヤモンド、金、野生動物などの資源があり、各勢力による盗掘や密猟が盛んです

……そのダイヤモンドも血に染まっているのかもね。


1982年のワールドカップ

6月2日

南米のフォークランド諸島は、イギリスが事実上領有しています(共同通信)。

1982年4月2日、かねてから領有権を主張していたアルゼンチンがフォークランド諸島に上陸、占領。サッチャー政権のイギリスは海軍機動部隊を派遣。VTOL戦闘機や原子力潜水艦がはじめて実戦に投入されました。イギリス軍の死者は250名、アルゼンチン軍は645名でした(フォークランド紛争)。

1982年6月14日、アルゼンチンが実質的に“降伏”の形asahi.com)で停戦。

この前日の1982年6月13日、イタリアでワールドカップが開幕しています。イングランドは西ドイツとスペインに引き分け、アルゼンチンはイタリアとブラジルに敗れ、直接対決はありませんでした(戦争とサッカー)。