世界の武器輸出額のトップはアメリカ合衆国で、全体の47%です。以下ロシア、フランス、イギリス、ドイツと続きます(SIPRI Yearbook 2001 App.5A、1996-2000年)。輸入は、台湾、サウジアラビア、トルコ、韓国の順。輸入の方は年によりばらつきがあって、2000年のトップは中国でした。
この統計から、台湾海峡を挟んで、大陸側、台湾側共に軍備の近代化を急いでいる様子が伺えます。
今年4月末、チェチェンの解放軍の指導者Khattabがロシアにより殺害されました。
カスピ海西岸のチェチェン共和国。1994年から1996年の第一次戦争では、チェチェンは人口100万のうち約10%を失い、ロシア軍を撃退しました。1999年にロシア軍がふたたび進攻。現在チェチェンは、ロシアの一部と言うことになっているようです(外務省最近のロシア情勢)。
ロシアがこの戦争を続ける理由は、カスピ海の石油と政権維持らしいです。
2001年9月以降、爆撃やロケット攻撃が再開され、流れ弾を避けようと、多くのチェチェン人が多くの時間をネズミ同然に地下室で過ごすことが多くなっています。恐怖は、チェチェンで日常の一部となっているのです。
ロシア軍による広範囲な殺戮と虐待。
カスピ海には石油と天然ガスの地下資源が眠っています。この地下資源の分割を巡って、カスピ海沿岸の5か国(ロシア、イラン、トルクメニスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン)の首脳会議が行われました。このカスピ海サミットは、4月24日合意に達することなく終了しました。